日本のように依然として職能給が適した労働状況では、いくつものことを同時に処理せざるを得ません。
職務給が浸透している場合、その職務のみを担当すればよいのですが、日本では総務、営業、と一応 担当職種が決まっていても、その他の職種に関することもやらざる得ないことが多分にあります。
たとえば総務、といっても経理、庶務、営業事務等々を処理している現状をよく見受けられます。
このような状況のなかで、仕事のできる人のポイントは「分散と集中」のバランスを持っている点であるかと思います。
同時にいくつものことを手配、マネジメントでき、かつ優先順位や難易度が高いものを集中処理する、ということです。
しかしながら、一つのことに集中するとその他がおろそかになる人も見受けられます。
分散と集中ができる人がたくさんいる会社は伸びていくでしょうし、そのような会社のいわゆる番頭さんにはバランス感に優れた方が多いように思います。
適性もあるかと思いますが、経験と訓練でバランス感は磨かれるでしょう。
自分自身もさらに研鑽し、会社の中にバランス感の優れた人財をより多く育成したいと思います。
愛知 名古屋 社労士 人事パートナーズ 池田